予防歯科と8020運動
8020運動とは？
「8020運動」という言葉を聞いたことはありますか？
8020運動は、80歳になっても、自分の歯を20本以上残すことを目指す運動です。この運動は、高齢者の方々が自分の歯を持ち続け、健康で快適な口腔状態を維持するために促進されたもので、1989年に日本歯科医師会を中心に開始されました。8020運動は、高齢者の生活の質を向上させ、口腔関連の健康問題を減少させることを目的としています。
8020運動は全身の健康へと繋がる
口腔健康は全身の健康にも影響を与えるため、8020運動でお口の中の健康を保つことが全身の健康に繋がります。特に歯周病は、歯だけでなく心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、早産など全身の疾患と関連しています。炎症や感染がお口の中で進行すると、全身へも影響すると考えられます。深刻な事態にならないためにも口腔健康を維持していくことは大切です。
8020運動を達成するために
8020運動の目標である80歳以上で自分の歯を20本以上持つことを達成するためには、口腔健康の維持や向上に対する積極的な取り組みが必要です。
定期的な歯科検診
定期的に歯科検診を受けることが非常に重要です。定期検診を受けることでお口の中の問題を早期発見し治療を行うことができます。虫歯を放置してしまい歯を失ってしまうなど最悪の事態を避けるためにも、定期的な歯科検診を受けることが大切です。
適切な口腔ケア
歯ブラシとフロスを使って、歯垢をしっかりと除去し、お口の中の清潔に保ちましょう。自宅でも適切な口腔ケアを実践できるように当院ではブラッシング指導もさせていただきます。歯と歯の間は食べ物のカスが溜まりやすいため、歯間ブラシやフロスを使用することでお口の中を清潔に保つことができます。
バランスの取れた食事
バランスの取れた食事をとることが重要です。カルシウムやビタミンDを含む食品を摂ることで歯や歯ぐきを健康に保ちます。また、砂糖の過剰摂取を抑えることで、虫歯のリスクを軽減することができます。
